日本で働く精神科医のほとんどはDSM(アメリカ精神医学会が発表している診断基準)あるいはICD(世界保健機構WHOが発表している診断基準)に基づいて診断をしています。

不安障害の概要

不安障害とはひとかたまりの精神疾患群です。不安障害の中には以下のような疾患があります。

分離不安症:誰かと離れると不安を感じます。母親と離れると泣き出す子供などがイメージしやすいです。
パニック障害:突然、動悸・呼吸困難・強い不安感が襲ってきて死ぬのではないかと感じてしまいます。
広場恐怖症:逃げられないような場所、例えばトンネルの中・大勢の人込みの中・美容室などにいると強い不安感・動悸・呼吸困難が襲ってきます。
社交不安障害:交流会・社交の場など人との交流に過度な不安感・緊張感を感じます。
全般性不安障害:ありとあらゆる事柄に不安を感じてしまいます。
限局恐怖症:特定のことに恐怖を感じます。先端恐怖症などが有名です。

不安障害の診断基準

不安障害とは不安や緊張を感じる精神疾患群をさします。どんな方でも不安・緊張を感じますが、それが過度な状態となり日常生活に支障が出ている場合を不安障害と診断し治療を考えていきます。具体的な診断基準は「分離不安症」「パニック障害」「広場恐怖症」「社交不安障害」「全般性不安障害」「限局恐怖症」の診断基準を参考にしていきます。

不安障害の治療方法

①投薬治療:症状が重い場合や長期間にわたって続くようであれば、不安障害で不足しているセロトニンといった神経伝達物質を増やす薬を投与することがあります。
②環境調整:休職・異動・周囲の協力を得るなどの患者さんの置かれている環境を整えます。
③カウンセリング:心理士さんなどと話を通して治療をしていきます。